私達第六十八回生の「還暦同窓会」を昨年十月二十二日に天神・梅風閣に於いて、ご来賓に金井校長・花村校友会長・田口理事・田内第六十九回学年代表幹事並びに当時のクラス担任三氏のご出席を頂き、総勢百余名の参加者を以って開催しました。集合場所を母校松商学園正門とし、今も変わらず誇らしく楚々と建つ校門とそれに続く歴史栄光室、新しい校舎を半世紀ぶりに旧友こぞっての見学会を行いました。何せ久しぶりの事なので参加した誰もから緊張した面持ちが伺え、校内に漂う空気をじっくり味わいながら、まさに走馬灯のように巡る各々の想い出にしばし浸りました。母校を約一時間見学してから会場まで歩いての道すがらも甘酸っぱい青春時代の想い出話の花盛りでした。
祝う会に先立ち、これまでの全てへの感謝と今後の健康、そして母校松商学園の更なる発展を祈念し、深志祭館の宮司様からご祈祷を頂戴して、本会を開催しました。先ずは、既に故人となられた六名の恩師と同窓生の物故者へのご冥福を祈り黙祷を捧げました。老年の門出となる節目の還暦の会を機会に今後も友好を密にしていこうと誓い合って和やかな内に閉会しました。
翌日は、特に遠方から駆け付けてくれた仲間の為にと、幹事の一人がバスを仕立てみんなで一日ゆっくり安曇野巡りをしました。折しもNHKの朝の連ドラ「おひさま」放映と重なり、またとない想い出になりました。
