第84回生 卒業30周年記念式典を終えて

2015年11月7日、学校関係者、83回生と85回生の代表にも参列いただき、松本市ホテルブエナビスタにて、伝統の卒業30周年記念事業を開催いたしました。同窓生も多数参加し150人で盛大な会となりました。
記念事業を開催するにあたり、約一年間組織を作って準備を進め、柱となる学校への贈り物は「校内案内看板」にさせていただきました。文化財として今も趣ある木造校舎と調和するデザインを考え、看板業、設備業、左官業に携わる同窓生が製作から設置まで担当し、すべて同窓生の手で完成させたことが84回生らしい贈り物になったと感じています。
式典では厳粛な雰囲気の中、当時の応援団の学ランを着て指揮をとってもらい校歌斉唱。校長先生への目録授与、85回生へ「伝統の鍵」の引き継ぎを行い、その後の同窓祝賀会は「あの日に帰ろう~30年の時を超えて~」のテーマの通り、青春時代を共に過ごした仲間と笑顔あふれる時間を過ごしました。
30周年記念事業を通してあらためて高校時代を思い起こしますと、木造校舎から現在の校舎への建て替え工事があり、鉄筋の校舎で初めて勉強をした学年、唯一東北に修学旅行へ行った学年、最後の学ランの学年であるということなどから、松商学園の一つの歴史の過渡期に高校生活を送っていたことに気づき、また、同窓生は皆がそれぞれの場所で社会人として活躍していることも知り、感慨深いものを感じました。
これからも母校の誇りを胸に、後輩にも恥ずかしくないよう社会人として努力していく所存です。青春時代に戻って笑い合い、刺を受けて人生を頑張るために、今後も節目の年に同窓会を開いていきたいと思います。
最後になりましたが、学校関係各位には看板設置を許していただき、ありがとうございました。1年間大変な役割を果たしてくれた役員、実行委員のみなさん、事業に賛同してくれた同窓生のみなさん、ありがとうございました。
松商学園の益々のご発展と同窓生の益々のご活躍をお祈りいたします。

実行委員長 日詰 洋司