第88回生 卒業30周年記念式典を終えて

松商学園同窓会では、卒業から30年を迎えた卒業生が『青春時代の3年間を過ごした母校に対する恩返しと同窓生・恩師との再会」を目的として行う『卒業30周年記念事業」が代々引き継がれております。これは大正15年から94年間続いている伝統的な事業で、30年経ったときにみんなで再会しようということが目的で「伝統の鍵」を前年度の先輩から預かり、自分たちの式典時に後輩へバトンタッチします。
昨年、私たちもその年代となり、前年の10月に「卒業30周年記念事業実行委員会」を立ち上げ活動してきました。
早速、各クラス幹事を中心に名簿作成と整理に取り掛かかり、423人いる同窓生の約9割の所在を把握できました。そして昨年の3月、87回生の式典に出席させていただき、「伝統の鍵」を古畑明宏実行委員長より引き継いでまいりました。
次に寄付金集めです。クラスごとの役員総出で袋詰作業を行い寄付金募集案内をお届けしました。最終的に273人の同窓生から222万3395円が集まりました。趣旨に賛同いただき、ご寄付いただいた88回生のみなさんにこの紙面をお借りして御礼申し上げます。
その後も、式典&同窓会の案内発送、クラス幹事が中心となって連絡をとってもらい、式典には140名の同窓生が集まってくださいました。中平寿文交友会長の乾杯のご発声のもと盛大に、そして「あの頃」に戻った「あっという間」の2時間をみんなで楽しみました。ご来賓のみなさまには、温かいお言葉と、お忙しい中ご臨席を賜りまして、心より感謝申し上げます。

集まった寄付金や感謝の思いをどのように母校への恩返しに使うか、役員会で検討した結果、贈呈する記念品は、学校講堂(体育館)の暗幕カーテン(約130万円)とすることに決まりました。
また、創立120周年を迎えた母校に対し、校友会への寄付は1年遅れとなってしまいましたが、88回生としては今回寄付をいただいた273人から一人500円分、合計13万6500円を校友会にご寄付させていただきました。
さて、この94年間続いている伝統ある事業を私たちも後輩たちに伝えていかなければなりません。町田哲也委員長をはじめとする89回生のみなさんには「伝統の鍵」とともに事業の趣旨と目的をご理解いただき、後輩たちにつなげていってほしいと思います。
今回の事業をきっかけに同級会や部活の仲間との交流が活性化することを心より望んでいるとともに、10年後の還暦の会には元気な姿でまた、みんなと再会したいと思います。

クラス幹事のみんな学年幹事のみんな
56人の役員のみんなありがとう!
ほんとうに1年間おつかれさまでした。
そして88回生すべてのみんなに感謝です!

実行委員長 小口 卓哉